英語を教えたい >
英会話講師の発音力
はじめに
英語発音を教える 基準について MyPace English (MPE) では 発音記号通り の英語発音を教える で 統一しています。 つまり、発音は ESL (English as a Second Language / 第二言語としての英語習得法) の範囲内で 教えています。
講師の英語発音の基準について
MPE では 英語講師・英語教師という言葉は用いず、英会話講師 で統一しています。
まず、一般的な英語講師(中学・高校の英語教師を含む)の得意分野は Syntax (統語論)の中で
Morphology (形態論) と Vocabulary (語い)・ Idiom (熟語、慣用句) の 暗記法 と言えるでしょう。
上記は 英語講師同様、 私たちも 英会話講師 も 知識として 兼ね備える必要のある分野です。
さらに 英会話講師は Diction (用語選択、口調、話し方)と、Phonetics (音声学)と、
Phonology (音韻論)に 関する 知識を持ち合わせる必要が あると考えます。
参考:
学校の英語教育の基本となる 形態論 (Morphology) は 単語と 単語が組み合わさることによる 単語の変化を 規則化するものであり、規則第一であるため、ニュアンスや 言葉遣い を時として 軽視することもあります。 * ニュアンスを軽視するの例: must = have to。 文法的には Interchangeable であるが、言葉を受け取る側にとっては must = have to ではない(ニュアンスの相違)。
それに対して 英会話は 文法規則よりも アメリカ人が その英語を聞いて どう反応するか? が メインテーマのため、ニュアンス、Diction (用語選択、口調、話し方)が重要になる。 英語講師 が 英語文法の正確さ を 重視するのに対し、英会話講師、特に MPE では 英語の 流れ、こなれ、洗練 に重きを置いています。
ニュアンスの例)
I must not say this…, but のような学校英語より、
I hate to be a finger pointer …, but の方が自然であるし(こなれ)、
I’m not in the position to criticize …, but と 言えば 管理職らしい表現(洗練)に近づくでしょう
備考:
最近では 中学・高校の英語教師の方々も フォニックス(Phonics) を学習される方が増えているようです。 文部科学省が発表した 英語教育改革が謳う 「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つの技能 の向上を迫られているのかも知れません。 ただ フォニックス(Phonics)は 音声学(Phonetics)の 初歩の初歩。 今、フォニックスを勉強しているということは、今まで 発音記号が読めなかった という ことではないでしょうか?
英語の音を理解するには 聴覚だけでなく、左脳型学習も必要
英語講師とは異なり、英会話講師は Phonetics (音声学)と、Phonology (音韻論)についての知識と
実践力(英語発話の ストレス・タイミング言語の再生法 とスピード)を必要とします。
それは 決して 音声学の学術論文 を読んだり、書いたりすること ではありません。
英会話講師は 英語発話のこなれ感 と 豊かなニュアンスと 知的センスをちりばめた 英語アウトプットにより受講者さまの 憧れを喚起 する職業。 (スタイルを発信し憧れを喚起するのは ファッションモデルなら、英会話講師は 英語の 流れ、こなれ、洗練 で 目の前の人を 魅了することが 仕事の本質であると考えます)
聞き手(受講者さま)の憧れを喚起するために、 Phonetics (音声学)と、Phonology (音韻論)の知識が役に立つからです。 三省堂や 紀伊国屋で 学術書を 買う必要はありません。 まず、自分の発した英単語の発音や、アクセントの位置、リエゾンの感じ がおかしいと思った時、それを 英語の発音記号で 書いてみる。 そして 英英辞典の発音記号を見て 間違えや、自信のない発音は類似の単語を探し、3つ並べて 繰り返し発話して 正す。 これを日課にすると よいと思います。
そして 同じ 発音修正方法を 授業に 取り入れれば、生徒様の英語発音に 敏感になると思います。
例1)
economy /ɪˈkɑːnəmi/ – economic /ˌɛkəˈnɑːmɪk/ の最初の e の音と、アクセントの位置が あやふやな生徒様は
astrology /əˈstrɑːləʤi/ – astrological /ˌæstrəˈlɑːʤɪkəl/ でも 同く 不安定。
例2)
下線部 cars と cards の音が 言い分けられない 生徒様は confusion /kənˈfjuːʒən/ – relegion /rɪˈlɪʤən/ の太字部分を同じ音で 発音する
上記 例1)は Phonology (音韻論)、例2)は Phonetics (音声学)の初歩を知っていれば、説明は簡単ですが、英語の発音を 聴覚のみで 識別している人には 説明が難しい かもしれません。
英語のリスニングは すごく大切です。(シャドーイングも) しかし、論理や 視覚(発音記号を読む、書く)を 学習に加えないと、必ず 英会話講師としての 壁に当たってしまいます。
なぜなら 人間の五感による知覚の割合は 視覚 83.0%、聴覚 11.0%、臭覚 3.5%、触覚 1.5%、味覚1.0% と言われています。 産業教育機器システム便覧 (日科技連出版社)より引用
聴覚での情報収集は、視覚ほど 正確では ありません。 聴覚と、視覚が 同レベルの 情報収集が出来るなら、音楽の楽譜はいらないでしょう。 英語の音にも楽譜にあたる、発音記号と、和音構成や コード進行 の情報を 整理するための 論理(音声学、音韻論にあたる)が必要です。
英語の音について 色々考えると、やっぱり 英語講師の方が 楽だなあ – そう思うかも知れません。 実際、中学・高校の英語教師の方の大半は 発音記号を書けないですし、英語の発音正確性やスピードも ほとんど問われません。
でも、教えていて面白いのは 絶対に 英会話講師! 賛同する人は ぜひ 英会話講師に応募してください。 英語発音のカッコいい人、大歓迎です!
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